カテゴリ:回想( 2 )


過去のささやかな栄光(?)

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今年は寒い。

・・・というか、ここ数年が暖かすぎた。
昔はこれくらい寒いのが当たり前だった。

何回か降った雪のお陰で、
ここ数日のGotembaは雪景色だった。
だいぶ溶けたけど、
それでも日陰はまだ雪が残っている。

今日は、青空の広がる気持ちのいい天気だった。
冷たい風が、肌を刺す。
庭の霜をザクザクと踏みながら、遠くを眺めると、
青空に薄っすらと雪化粧した山々が美しく映えていた。

なんだか懐かしい気持ちになった。
これが昔からの冬の景色だった。

ここ数年はあまり雪も降らず、
地球は本当にどんどん暖かくなっているのかな?と
憂いを感じると共に、寂しくもあった。
温暖化の影響は分からないけれど、
これくらい寒いのが冬だ!と、なんだか嬉しくなる。
(寒いのは、キツいんだけど)

以前は冬が大好きだった。
なぜかと言えば、冬と言えば『スキー♪』だったからだ。

1シーズンに何回スキーに行けるかが目標で、
何回行けたかが、自己満足的な優越感だった。
今年は寒いか、各スキー場の積雪は何センチかが、
冬の最大の関心事だった。

39度くらいの高熱が出た時、親に微熱しかないと嘘を言って、
救急病院に寄ってから、スキーに行ったこともあった。
この時は、初日は夜に出発して、朝スキー場に着くスケジュールだったが、
車の中で熟睡し、スキー場に着いた時に熱は下がって、
スキーを滑ったら、元気になった。
今考えると、無茶な話だ(^^;

連れて行ってくれるなら、誰に誘われても、
ほぼ誘いに乗った(笑

河口湖近くに天神山スキー場が開設された時、
「スキーヤー」というスキー雑誌にそのスキー場が紹介された。
リフトの写真に写っているのが、なんと自分たちだった。

その雑誌は、自分が初めて本屋で売られている雑誌に載ったものなので、
今でも大事にとってある。
他に一緒に写っている3人は、一緒に行った人たち。
行きつけの喫茶店で顔見知り程度の方だったと思うのだが、
今、雑誌を見ても、誰だか分からないし、
どういうシチュエーションで一緒に行くことになったのかさえ
覚えていない(^^;
スキーに行く機会さえあれば、節操がなかった(笑

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誘われれば、ホイホイついていくが、
自分で車を運転して、女友達と行くことも少なくなかった。

冬になると、タイヤをスパイクタイヤに履き替え
 (スタッドレスじゃないところが年がバレる?)
スキー用のキャリアをつけ、
愛車はスキー仕様に変わった。
タイヤ交換もキャリア付けも自分でやったし、
チェーンも自分で巻いた。

山梨のスキー場までは家から1時間もあれば
行けるところがいくつかあって、(上記の天神山もその一つ)
仕事前に、滑りに言ったことも何度もある。

さて、やっと書こうと思っていたことにたどり着いた(^^;

************************

以前、富士山に市営のスキー場があった。
 (雪崩で設備が壊れてしまい、そのまま閉鎖してしまった。)
このスキー場は、山肌をさらけ出して、さえぎるもののない場所で、
リフトも確か1本だけだったと思う。
風は強いし、雪質は悪いし、で、いいスキー場ではなかったが、
近いので、ひとりで練習しに行くのには、
もってこいの場所だった。

若かりし頃、仕事前に一人で ひと滑りしに行った時のこと。
題して、「過去の栄光(?)」

車は当時、黄色のミラージュに乗っていた。
駐車場に着き、車から降り、
スキーを車から降ろして、肩に担いで、リフトまで歩く。

ひと滑りして、車に戻ると、
ワイパーに何か挟んである。
「えっ?駐車違反? 車に何かあった?」 !!!
それを手に取ると、リフト回数券だった。

見ると、
『ミラージュの美少女へ 
    よかったら使ってください』
というようなメモが添えてあった。

駐車場に着いた時、
やはり一人で来ている他県ナンバーの男性がいた。
リフトに向かうまで、少し離れた位置で歩いていった。
たぶん、あの人だろう、と思った。

はっきり言うと、私は残念ながら、
どう見ても美女ではない(^^;

サングラスをしていたし、髪も長いソバージュだった。
スキーに一人で来ているというシチュエーションで、
本当に美人に見えたのかもしれず、
 (これを錯覚、または勘違い、という)
または、彼の気の利いたジョークかもしれず・・・。

もちろん、後者の可能性が高いのは、
自分でもよく分かっていたものの、
女ですもん、悪い気がしなかったのは事実。

調子に乗って、しばらくは周りに自慢しまくった。
「聞いて聞いてぇー!」

でも、ある友人が言った。
「チェーン巻いて、一人でスキーになんて行ってるから、
 いつまでも結婚できないんだよ!」
・・・ううっ・・”美少女”に反応して欲しいんですけどぉ(^^;) 

う~ん・・・これを栄光と呼ぶ私って・・・どうよ?



『スキー』・・・これも忘れていたmyアイテム。
本当に数え切れないほど、スキーに行ったから、
思い出せば、いろんなエピソードがいくらでも出てくる。

ヘルニアで腰に自信がないこともあり、
スキーに行かなくなって、もう10年以上が経つ。
以来、以前ほど冬が好きではなくなった。
以前は、一番好きな季節は?と問われたら、
迷うことなく「冬!」と答えていた。
そういえば、最近は、一番好きな季節は「夏」になっている。

「好き」ってすごいことだと思う。
スキーは、私の夢中になったもののベスト3に入るだろう。
実はスキーは好きなだけで、それほどうまかったわけではない(^^;
でも、スキーシーズンの私は、確かにバイタリティーがあった。

スキーだけでなく、いつも夢中になれるものがあったような気がする。
多趣味だったし、行動的だった。
遊ぶことに関して貪欲だった。

「・・・だった」 「・・・だった」
そう、すべて過去形なのだ。

もちろん、若い時はいくらでもエネルギーが有り余っているし、
今とは比べ物にならないくらい、体力だってある。
それでも、もう若くないと、安易にそれを理由にしたくない。

過去を懐かしんで余生を生きるほど、年老いてはいない。
あれだけ夢中になれるものがあった自分が羨ましい。

いつからか、仕事を忙しがるようになっていた。
確かに、仕事は忙しくなっていたけれど、
「忙しい」は、様々な場面で言い訳に使ってきた。
いつのまにか、バランスが悪くなっていた。

なにか夢中になれるもの・・・若い頃のようにはいかなくても、
夢中になれるものを見つけられたら、
本当に幸せだと思う。

いや、夢中にはなれなくても、
日々の生活の中で、いつも好奇心のアンテナを張っていられたら、
もっと人生楽しくなるはずなのだ。

好奇心を抱くにも、パワーがいる。
まだココロのパワー充電中で、
何かに好奇心を抱くまでのココロになっていない。

いやいや、その前に、
充電できているのかも分からない。

ココロの充電、
どうやったら、できるのかな?
まずそこから探している。


ネコが、
「そんなことより、あたちにご飯ちょーだい!」って言いに来た。

・・・・・・・ニンゲンってダメだねー。
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by ramnon | 2008-02-13 23:30 | 回想

喫茶店

前もって言っておくと、
あんまり面白くもない長い文です(^^;

昨日、カーラジオから流れてきた、
スティービー・ワンダーの「サー・デューク」を聴きながら、
ああ、若い頃聴いた音楽ってやっぱりいいなぁ、と、
安心感を持って口ずさんでいた時、
ふと若かりし頃の、喫茶店でのバイトを思い出した。

皆が進路を決めている高3の10月、
進学か就職か決められずにいた。
そんな時期(10月)に突発的に思い立って、
私はなぜかエレクトーンというものを習い始めた。
習い始めてみると、これがなかなか面白く、
一ヶ月も経たないうちに、
「私はこれを勉強しよう!」と、やはり突発的に決意した。
私の人生、いつもこうだ(^^;

で、指導者養成のための専門学校があることを知ったものの、
試験は、12月。
習い始めたばかりで、当然受験レベルにも達していない。
というわけで、一年浪人して、猛勉強&猛練習した。

その浪人時代にバイトをしていたのが、
コーヒー専門の小さな喫茶店。
コーヒー各種と、飲み物は他にはココアとオレンジジュースくらいだったかな?
食べ物は確かトースト類しかなかったと思う。

独身のマスターはその頃、40代くらいだっただろうか?
ちょっと変わり者の風情を漂わせていたが、
出すものすべてにこだわりを持った人だった。
コーヒーが美味しいことで有名だったが、
高校生だった時の私たちにとっては、
100%のオレンジジュースが美味しいと有名だった。
ハムトーストはハムに、チーズトーストにはチーズに、
やはりこだわりを持って上質のものを使っていた。

常連さんが多かったが、殆ど毎日訪れる常連さんも
何人もいた。
殆ど毎日、だいたい決まった時間にお一人で訪れ、
注文するものも決まっていた。
(というか、常連さんの注文はいちいち聞かなかったな。)
その常連さんたちには、常連さん専用のコーヒーカップがあった。

ワーゲンに乗ってくるイタリア人のような顔立ちの美しいバーのママ、
土建会社の社長、近くのロシア料理店の料理人などなど・・・
めがねをかけたインテリタイプのあの男性は、
職業はなんだっけ?(うう・・・思い出せない。)
様々なタイプの人がいた。
今思い出すと、あの喫茶店はドラマみたいな場所だった。
一人の人間の、人生のひとときの時間に、その喫茶店はあった。
もっとも、あまりに子供過ぎて、その環境や人間観察を楽しむだけの目は
持ち合わせていなかったけれど。

子供っぽかった私を、バーのママはいつも「うさぎちゃん」と呼んでいた(^^;
いや・・・子供っぽかったからではなく、
うさぎのように可愛らしかったのかもしれない。(オイオイ!)

音楽はいつもジャズが流れていた。
それまでジャズを殆ど聴いたことのなかった私にとって、
それも大人の世界だった。

その時に出会った曲がいくつもある。
特に記憶に残っているミュージシャンは、
ジミー・スミス(オルガン)とウェス・モンゴメリー(ギター)。
一番最初に惹かれたのが、ジミースミスの「キャット」
マスターにカセットテープを借り、(その頃、まだCDなんてなかった)
ダビングして何度も聴いた。

サイフォンで入れるコーヒー、
静かに流れるジャズ、
マスターの顔や、常連さんの顔・・・
すっかり忘れていたのに、
走馬灯のように甦った。

私はバイトをしながら、夢に向かって頑張ってた。

私は以前から振り返ることが好きじゃない。
・・・っていうか、前向きな脳をしているというか(笑
なぜか過去のことはどんどん忘れる。(単にバカなのか?)
懐かしむということも、なぜか好まない。

でも、昨日、車の中で、
久しぶりにその喫茶店でのバイト時代のことを思い出した。
ああ、そんな頃もあったんだな、と、懐かしかった。

過去の中に必ず、思い出したくない過去がある。
それでもいたって前向きな私(?)は、
くよくよと自分の生き方を後悔するのが好きではない。
過ぎてしまったことは仕方がないし、
これからは気をつけようとか、
常に未来を向いて生きてこようとしてきた。
 (・・・といえば聞こえはいいけど、
  ある種の逃げかもしれない。)

ポジティブに生きることには自信があった。
最近、それがうまくいかない。
めちゃくちゃネガティブで、
なんも頑張ってこなかったじゃん!
自分なんて全然ダメじゃん!と、
自己否定になる。
未来に対する希望が見えない。

でも、こんな時、過去の自分を探してあげるのも悪くない。
たとえば、もう一度頑張ってみようとか、
過去の肯定できる自分を、現在に延長線で考えてみるとか・・・。
今うまくいかなくても、ただ今はうまくできないだけなのだと。

振り返ることも時には必要なのかな?
きっと今はそんな時期なのかもしれない。

・・・と、なんとなく、そんなことを考え、
文字にして残しておきたいと思った。
それで、前の記事に書いたこともあったけれど、
ブログを作ってみようかな?と、やっと重たい腰を上げたわけです。

あっ・・・言っておくと、
私って文章長いです(^^;
知ってる人は知ってます、ハイ・・・。
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by ramnon | 2008-01-27 21:51 | 回想
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まっ、とりあえず・・・


by ramnon
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